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漆は、環境にも人体にも優しい天然塗料です。
私たちは、伝統的な素材や技術を使い、高度な技と美しい形を研究、習得しながら、現代の生活に役立つ、品質の高い漆器作りを目指しています。
美しく使いやすい形作りをまず心がけますが、加飾が必要な場合は、私たちは主に沈金という技法を使います。
沈金とは、線や点や面を彫った後、その溝に漆を施し、漆が乾燥しないうちに金箔や金粉、銀粉、色粉を埋め、接着させる方法で文様を表現します。
日常使いの器から美術品まで、お客様が長くお使いになる事ができる、心和む漆器を作る為に手を抜かない物作りを重視しています。
日本で使われている漆の約95%は、中国から輸入された漆という危機的な状況です。
日本の漆は、中国の漆とDNAが違い、掻き取る道具も違います。
『URUSHIふしぎ物語ー人と漆の12000年史―』図録より引用
『URUSHIふしぎ物語ー人と漆の12000年史―』図録より引用
私たちは、深く美しい艶を持ち、耐久性に優れた日本産漆を大切にしたいと思っています。
2016年に輪島漆「集いの森」を立ち上げ、資源が枯渇しているウルシの木や様々な木を育てています。
その活動のお陰で、漆という素材を考え直し、世界中の工芸や文化に関心が広がっていきました。
新しい漆器作りを目指して、制作と原材料の保護の両立を目指します。
2017年3月にウルシ苗木などの植栽にお手伝いくださいました有志の皆様です。
現在、在庫の作品は、オンラインショップ、BASEに掲載されている夫と義父の作品です。
ご注文をお待ちしております。
どうぞ宜しくお願いいたします。
〒928-0014 石川県輪島市山ノ上町ソ部39番地
電話:0768-23-0885
Email shioda@eos.ocn.ne.jp